Diary of bicycle life

2008年 10月 27日 ( 1 )

JCF J2 shuzenji

レース名:    JCF J2修善寺大会
場所:       静岡県サイクルスポーツセンター特設コース
開催日:     2008/10/26
天候:       雨のち曇り
結果:       10位

バイク     08 GARY FISHER SUPER FRY 19"
ホイール   08 MAVIC CROSS MAX 29er
サドル     SANMARCO PHOBOS
タイヤ     BONTRAGER Jones ACX 29/2.2 Tubeless ready F/R 1.8bar 
ペダル    crankbrothers eggbeater SL shrot spindle

連戦の疲れなど関係ない 好きで走っているのだから

今年もこれで最終戦 正月早々の指の怪我 全日本直前の交通事故
何度も折れそうになったけど なんとかここまでたどり着いた
メカトラや上手く噛み合わないレースも多かった
その度に家族や仲間や多くの人に助けられ励まされ支えられやってこれた
ありがとう 感謝の気持ちを忘れないでいよう これからもずっと
 

J2ということもあり会場の空気は少しだけ緩い感じではあるけれど
そんな思いもスタートを切ればどこかへ吹き飛んでいってしまう
参加人数も少ないせいもありスタートは1列目
号砲とともに全開で飛び出す

去年のこの大会でもそのつもりだった 
しかしその時の僕には残念ながらそのスピードと勇気が足りなかった
だけど今年は違う もちろん29erのおかげであることもそうだけど
一瞬でも躊躇することなく踏みきった 勇気をもって

「瞬間だけでもいい トップを走りたい」

スタート後の長い舗装路の中盤で前を行く選手をかわし一気に前へ
やってやった 前には誰もいない 最高の気分
最初のSTの入り口をアウターにかけたまま一気に駆け上がる
跳ね上ろうとするバイクを全身で抑えこむ
明らかにオーバーペース
もうこの時点で心拍はレッドゾーンだ
だけど関係ない 1周も走りきれずに終わったっていい
このトップの座は誰にも渡したくない
1秒でも長く 遠くまで 

自分の殻を 自分のレベルを 自分の意識を 自分のイメージを
全てを越えるには勇気をもってそこから飛び出すしかないのだ
多少 無謀であるとしてもそれでいい
何も守るものなどないのだから

「僕等はポイントの為に走っているのではない」

STにトップで入る
誰かがミスをしたのか後方と少しだけ差がついたようだ
しかしそれもほんの1分か2分か・・・
少し開けた上りパートで3人ほどに左右からあっさり抜かれる
そりゃあ彼らはプロなのだから当然だ
せっかくのスタートダッシュを無駄にしたくはない
その先の狭いSTで後方に蓋をして心拍が落ち着くのを待つ
サイテル横の舗装路区間で何人かに抜かれるもまだまだトップ10以内をキープ
とにかく下り区間に入るまでなんとか粘ればその先で充分休めるはずだ

なんとか順位を落とすことなく下りパートに入り一安心
その時点で順位は5位か6位だったはず
このままの順位で頑張っていこう そう思った矢先だ
Fディレイラーにチェーンが噛み込んだ
走りながらクランクを前後に回しトラブル解消を試みるも直らず
しかたなくバイクを降り指先でこじるようにチェーンを引っ張り出す
その間30秒ほどか・・・ 焦りはないが永遠にも感じるもどかしさ
ここで一気に5~6人に抜かれた せっかくのスタートダッシュが・・・

レースは7周
前日までの予定では8周回のはずだったがスポーツクラスのスタート後に突然の雨
しかもかなり本降り そのためコンディション不良が予想され周回数がカットされた
それにしても1周20分で走っても2時間20分 長い・・・
トップは2時間ほどでレースを終えるだろう
タイヤ選択は迷うところだったが先週に引き続きジョーンズをチョイス
試走ではパイソンで走ったものの2~3箇所だけトラクションコントロールをシビアにしなけらばならない所があったのでこちらを選択
STと下りに関していえばパイソンのほうが断然速く走れるのだがレースになれば必ずしもそれが正解とはいえない 
迷ったらハイグリップ つまらないミスもグリップの高いタイヤであれば粘りが効く
リズムを大事にしたい それとなるべくバイクから降りたくない
たとえ押したほうが速くても押すのは嫌いだ 僕はマウンテンバイカーだから

2~3周目 アップ不足だというカイザーさんにピタリと付き淡々と走る
この時点で13~14位か・・・
このまま最後まで着いていければいいのだけれど 少しづつ離れてしまう やはり強い

4~5周目ペースが思ったより上がらない 
前を走るライダーと少しづつ距離が開いていく
やはりスタートのオーバーペースが効いたのか?
それにくわえチェーンジャムの際にFメカの羽が少し曲がったのか
2周目くらいから全くインナーが使えない状況に 集中力が切れかかる・・・
後方からはT&Sのフクダさんの姿が・・・
レース前に少しだけ話しをした エリート残留は出来なかったそうだ
このレースを走っても・・・ だけど彼は戦いに来た
背中にものすごい気迫を感じる ならば応えるしかない
こちらも精一杯の力を出して前を引く
同じチームメイトのカッシーはエリート残留がかかっていた大事なレースだったけど
ペースが上がらなかったのかレースを降りていた 
きっとそんな彼の悔しさも背負って走っているのだろう
終盤まで抜きつ抜かれつ走り こちらも勇気をたくさんもらった
きっと彼等2人はすぐにエリートに帰ってくるだろう

6周目 前にはコウタロウ君 レース中盤からずっと前に見えるのになかなか差が詰らない
フルリジットバイクで参戦のノースもだいぶ前に行ってしまった
彼等にも負けるわけにはいかない もう意地しか残っていない
両脚は攣りまくっているし ダンシングもガチャガチャだ 
だけど だけど緩めるわけにはいかない 
そんなところは応援してくれるたくさんの仲間に見せるわけにはいかない
何よりそんな自分を僕自身も見たくない

7周目 最終ラップに入る 後方からはキッタさんが迫ってくる
必死に逃げる 埼玉県人の2人がパンクで落ちてきた
最後までレースはわからない 必死に前を追う
程なくしてノースに追いつく 一瞬ここまででいいかなと 仲良くゴールするかと
思ったのもつかのまノースがペースを上げる
スリッピーな下り基調のSTをフルリジットとは思えないほどのスピードで下っていく
ここで離れるわけにはいかない 彼の後ろなら安心して突っ込んでいける
途中ST間を繋ぐ舗装路の部分でノースを一気にパス
しかしすぐ後ろにはキッタさんが・・・
その先のSTの下りを全開で逃げる
フィード裏をアウターにかけてダンシング 最後のST下りを折り返しフィード前へ
キツイ・・・もう何も残っていない 
だけど抜かれたくはない そして前を行くコウタロウ君を抜きたい
最後の舗装路上りをダンシングで一気に駆け上がる
キッタさんから逃げる コウタロウ君には届くか届かないか・・・
彼も意地だ 意地と意地がぶつかる
みんなの応援が聞こえる 
トンネルをくぐり最後の右コーナー わずかに開いたイン側に前輪をねじ込む
声にならない声を上げゴールラインへ 

お互いの健闘を称えあう レースは終わった
自然と笑顔が溢れた



高めあうライバルがいて
そこにレースがあり僕等はただひたすらに走り続ける
力の限り全てを注ぎ込む
もっともっと速くなりたい 今はただそう思う
少しだけ休んだらまた走り出そう

みんな また来年 スタートラインで会おうね
  
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by kaazzu937 | 2008-10-27 11:48 | ◆Race Report