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Diary of bicycle life

JCF J2 XCO 緑山

まずはどれだけ頑張ったかというとこんな感じ
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スタートからゴールまで踏みっぱなしだった
たくさん応援してもらったのは覚えてるけど 笑顔ひとつ返すことも出来なかったよ
こんなに集中して走れたのは自分的にはかなり収穫です
いろんなことで迷ってたけど 迷って考えて 自分で決めてきたこと
100%正解かどうかはわからないけど 正しい方向に向かってると思う


MTB FESTIVAL in 緑山スタジオ・シティ
Date:2009/04/05/
JCF J2 XCO ANCHOR エリート男子
Distance: 2.1 km x 12 Laps = 25.2 km
Results 11位


オフシーズンはロード練をメインに埼玉クリテも4戦全戦に参戦
雪交じりの雨の中 修善寺CSCでウインターロードにも参戦
MTBライドのスキルは確かに大事
だけどMTBよりもロード練をメインにしてきた
僕がエリートクラスで完走もしくは今のレベルから上を目指すなら絶対的に足りないのは
ずばり「スピード」だと思うから
MTBのスキルは神がかり的な上手さなんてないけど下手ではないと思うので
今やるべき優先事項を優先してやってきた ただそれだけ

足りないものはたくさんあって 何からやればいいのかわからなくなりそうだけど
人の意見はたくさん聞く 参考にする アドバイスには素直に耳を傾ける
自分の考えやスタイル 目指す方向や その取り組み方が違っても まずは吸収する
悪く言えば利用出来るものは何でも利用するの
自分の中に吸収してから取捨選択をすればいい

そして大事なのは揺るがないこと
苦しい顔して走るのは悪いことじゃない だって苦しいのだから
笑顔なんて見せられない だから楽しそうな顔なんて作らなくていい
苦しいのが楽しいのだから それでいいじゃない
頑固に拒絶したりするのとは少し違うけど 楽しみ方は人それぞれ
自分で決断したらその道を突き進む 真っ直ぐね
最後は自分の思いを信じるしかない
だってペダルを踏み続けるのは自分自身なのだから



使用機材
bike gary fisher super fry 2008
tire hutchinson python 2.1 F/R 1.7bar
F fork rock shox reba team 29er 100mm 2009


前日の試走 全てが なんとか直前に間に合ったという感じ
機材の問題 セッティング ポジションの迷い
完璧ではない だけど悪くもない あとはレースで走ってみなければわからない
そんな感じだった だからこの日の試走は10周以上コースを周回した
全ての感覚を研ぎ澄ませバイクの挙動や自分の体の動きを確認する
コースの特性は勿論 最速ラインとパッシングポイント かけるギヤ歯数も確認
スタートダッシュの練習も何度も繰り返す
神経質になりすぎか・・・だけどそうすることで落ち着くのだからそれでいい
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レース当日
エリートの周回数は12周 トップが6分前半でラップを刻んでいけばゴールは1時間15分前後
通常のJ1の大会からすると1時間ほど短い感じ
何かトラブルやミスを連発したら即タイムアウト確定ということか
ゴールまで辿り着けるのは10人に満たないかもしれない
80%ルールを適用するなら完走は正直言って厳しいかギリギリな感じだろう

スタートは2列目 ランキング順だから仕方がない
無難にペダルをキャッチして最初のSTに7位前後で入る
今日はこのまま最後まで 誰にも抜かせない そう思い攻めまくる
無難にポイントを稼ぐだけのレースなら走る意味などない
目の前には山口さん ビックネームだ だけど躊躇はしない
上りで強引にパスしST下りを先行する 
後ろは絶対に振り向かない
そんな暇などないのだから

明らかにオーバーペース 
だけどオーバーペースも最後まで持てば自分のペースだからと勝手に決め込み
ペースを落とさず前を追った
中盤 山口さんやカイザー 2人の若手にパスされ先行されるが
抜かれ際に1秒でも長く後ろに付き引いてもらう
ただ4周目あたりからか スタートからのハイペースがジワジワと効いてきて次第に順位を落としてしまう
すぐ前の視界に捕らえていたノースからも少しずつ離されてしまった
この時点で9位~10位を走行 
この辺りで(たぶん5~6周目くらい)一人旅になってしまった事も重なってペースが上がらない
とにかくミスだけはしないよう最速ラインに無駄なくバイクを乗せていく

完走は厳しいか・・・少し弱気になりかけたこの頃
後方から猛烈に追い上げてくる気配を感じる
STの折り返し地点で視界の隅で確認
ラバネロのヨシノリくんだ 僕よりも明らかにスピードが速い
あっというまに追いつかれ上りの頂上寸前であっさりと抜かれた
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スタートで前が塞がり前に出れなかったのは誤算
7位から少しずつ順位を下げていったけど 抜かれたライダーは皆 僕よりランキングは上
星矢くんや啓祐くんは力はあるけどMTBのスキルはまだまだ改善の余地ありだね
テクニカルなST区間だと速さはあまり感じない
後方から段違いのスピードで抜いていったのはカイザー
ホームストレートで抜かれたんだけど全く反応出来ず 速過ぎ
唯一中盤でパスしたのは山辺くんだけ 調子がイマイチだったみたい

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グラフが示す通り 中盤に中弛みがある 6周目のラップの落ち具合が酷い
特に落車や大きなミスがあったわけでもない
視界から先行するライダー(ノース)が見えなくなったというのもあるけど
単に気持ちの問題かと・・・(悪い癖)
最終ラップに向けて垂れることなく走りきれたのは収穫だけど
レース走行時間が短いのであまり参考にはならないかな
最低でもあと30分くらい走りたい

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ヨシノリくんに抜かれる瞬間 スイッチが入った
というより ここで付いて行けなければ今日のレースは終了だと直感的に感じた
残りの周回 何があっても絶対に離れないと決め後ろに張り付く
(たぶんこの時点で残り5~6周)
残りの周回など関係ない とにかく誰かに止められるまで走りきる

補給を取る余裕もないほど休みどころのないコースだったけど
フィードでは ほぼ毎周回ボトルをもらい トップチューブに括り付けたパワージェルも
無意識のうちにしっかり補給していた 今でもどこで補給したのか覚えていない
ただひたすらに離されないように踏み続けた
どこか隙があれば抜き返そうと後ろからプレッシャーをかけチャンスを伺うも
ミスがない・・・ しかも平坦部分などのペダリング区間に入ると付き切れ寸前になる
ライドのスキルは互角か・・・ だけどスピードは彼のほうが明らかに上
全く前に出れないまま周回を重ねていく

ホームストレートに帰ってくる度に STのキツい上りに入る度に
たくさんの声援が耳に入る
まだ行ける まだ走れる 
ちょっとした踏み返しやぺダリング区間で 少しずつ厳しくなってくる
離れてしまえば楽になる・・・ でもキツいのは僕だけじゃないはず

鐘の音が聞こえる・・・ トップが最終ラップに入ったか
ここで初めて完走を意識し始める
このまま行けばなんとかなる ここでレースから降ろさないでくれ
最後の力を振り絞り前を追う
一度は離されたノースとの距離もだんだん縮まってきた
前を走るヨシノリくんが木の根でタイヤを滑らし落車
ここで5秒~10秒ほどタイムを失ったか 彼もキツいんだな
それでも素早くリスタートを切ってくれたので後ろから背中を押してロスを最小に留める
この狭いSTで ここまで引き続けてくれている彼を無理矢理抜く権利など僕にはあるはずがない
最後まで行こう 背中を押した手に思いを込める

ギリギリだった
それでもなんとか最終ラップに入った
体は限界・・・それでもペースは落とさず我慢する
もう完全にヨシノリくん任せで引いてもらう 悔しいけど力の差を痛感させられる
そして後半で最後のペースアップ 堪らず5mほど離れてしまった
そしてそのままの差でゴールラインへ・・・
前ではヨシノリ君とノースがゴールスプリント あそこに入れなかったのが悔しい

トップとは4分半の差 上出来か? まだまだか?
中盤からゴールまで走り切れたのはヨシノリ君のお陰
ただ僕は付いていっただけだ 一人ではあのペースでは走れないと思う
バイクのセッティング ポジション出し まあまあだ まだ改善の余地はあるけど

次戦は 4・26 J1愛媛 八幡浜
目標は最低で完走 リザルト20位 そんなところかな
飛行機乗って行くんだからね それくらいやんなきゃ 

レース中たくさんの応援ありがとうございました
たくさんのパワーをもらいました
しかめっ面で走っていてごめんなさい
返事は走りで答えられるように頑張ります!! 
by kaazzu937 | 2009-04-07 22:43 | ◆Race Report